共同通信が今月実施した最新の世論調査では、鳩山内閣の支持率は36.3%で、昨年9月の内閣発足以来最低を記録した。発足時に72%だった支持率が、ほぼ半減したことになる。
鳩山由紀夫首相の政治資金問題や小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体の土地購入をめぐる収支報告書虚偽記入事件が影響し、民主党の政党支持率も続落傾向だが、北海道教職員組合による不正資金提供問題が追い打ちをかけたようだ。
7月に迫った参院選だが、その投票先としては、民主党が26.9%、自民党が26.3%とついに拮抗した。自民党は政策など得点はないが、「政治とカネ」の問題による敵失が大きな要因とみられる。
参院選の最大の焦点は、民主党が単独過半数を確保できるかどうかである。投票まであと4ヶ月。予想は難しい。
【お詫び】3月6日号P8に掲載された平城京の記事ですが、奈良が都だったのは710年から784年です。訂正してお詫び致します。