フォアクロス
映像翻訳者養成講座

Top Interview

修了生のデビュー率は7割 現場に望まれる即戦力を養成する

トライアル通過後は翻訳者として正式登録

鈴木敦史先生
「翻訳業界の動向や最新情報も伝えています」

映像作品の日本語版制作会社であるフォアクロスが、仕事を依頼できる映像翻訳者の育成を目的に開講したのが「映像翻訳者養成講座」だ。講師には現役の映像翻訳者やディレクターをそろえ、授業内容も徹底的に実際の仕事を意識した実践的な内容になっている。というのも、映像翻訳の仕事では、「単に英語ができる人」と「視聴者に届く言葉に翻訳できる人」は、全く別だからだ。

こうした基本方針のもと、第一に強化するのは原語のニュアンスを正しく伝える日本語力だ。指導する鈴木敦史先生は「ポイントは、読解力と表現力です」と言う。

「例えば、監督や脚本家がこの位置にこの台詞を置いたのはどんな意図があるのか、劇中にどんな伏線があるのかを読み取る読解力と、正確な日本語に置き換える表現力です。語学力に長けていると原文の意味そのままに捉えてしまうことがありますが、台詞の背景も考えて読解してほしいですね」

基本となるのは「字幕入門」と「字幕プロ」の2クラス。加えて字幕ソフトSSTの技術修得に特化した「スポッティング技術」や、マンツーマンクラスである「字幕演習ゼミ」などを用意する。講座では日本語のベタ訳を使用するため、どの専門言語でも受講可能。翻訳技術以外の部分では、日々更新される放送不適当用語や事実関係のリサーチ法など、現場で活躍するために不可欠な知識の修得を目指す。

プロクラス受講後にはフォアクロスの登録トライアルを無料で受験でき、合格後は正式に翻訳者として登録される。不合格でもOJT制度で仕事の機会を得ることが可能だ。修了者のデビュー率は7割を超え、劇場公開作品を任されるほど成長した翻訳者も多い。

受講者の声

「授業の先に仕事が見える、実践的なカリキュラム」

短期集中、働きながら通えた

金澤 葵さん
映像翻訳者
受講歴: マルチリンガル字幕プロクラス、スポッティング技術
講師との距離が近く、いつでも質問できますし、いい方ばかりです

もともと法律事務所に勤めながら別のスクールに通い、映像翻訳者としてデビューしていました。改めてフォアクロスを受講しようと思ったのは、受講回数が3カ月で7回と短期集中型で、「働きながら」でも通えるから。また、プロクラスを修了後トライアルに合格すれば翻訳者として契約できるので、新しい仕事を開拓する意味もありました。

印象に残っているのは、スポッティング技術の講座です。実際の仕事で使える実践的なテクニックを、マンツーマンで教えていただける授業は受けたことがなく、今も教わった通りに仕事をしています。字幕の例を見ながらどこを直したらいいかを皆で議論する授業もありましたし、一回の授業を丸々使って放送不適当用語をチェックしたことも。

どの授業にしろ、その先に仕事が見えるような具体的な内容でした。それに、少人数制だったこともよかったですね。私が受講したときは7~8人のクラスで先生方に細かく見てもらえましたし、疑問に思ったことがあればすぐ先生に聞ける環境でした。

プロになっても勉強は続く

修了後は定期的に仕事をいただけるようになったこともあり、法律事務所を辞めて専業の映像翻訳者に。ネット配信用ドラマやリアリティドラマ、アニメ、料理番組などの翻訳を担当しています。でも、英語翻訳の勉強はこれからもずっと続けなくてはいけません。観られる字幕はすべて観るよう心掛けています。それから日本語の小説をなるべく読む。本は多くのプロの目が入り、推敲されています。映像字幕も同じ。字幕を作るうえで、本から得られるものは大きいと思っています。

お仕事をするようになって感じているのは、この会社は「いい方ばかり」だということ(笑)。アットホームですし、修了後も教えてもらうことが多いのです。翻訳者一人ひとりを大切にしてくださる、そんな印象です。

ほかにないカリキュラム

短期集中型の専門的な指導

「一緒に働きたい」プロを育成する講師たち

プロとして活躍する講師陣による指導で、多くの翻訳者がデビューする

基本となる「マルチリンガル字幕入門」「マルチリンガル字幕プロ」ともに、3カ月間で6~7回の短期集中コース。これだけの短期間でプロへの登竜門となるトライアルが受けられるスクールは希少だ。スキルの見直しに、実力の底上げにと、すでにデビューした映像翻訳者がプロクラスを受講することもしばしば。

講師は現役の映像翻訳者、翻訳を経たディレクターやプロデューサーなので、通常の翻訳学校では教えられない、最新動向に合わせた実践的な授業が強み。「語学力が高く、映像翻訳者になりたい人はたくさんいるのに、現場で必要な知識やスキルが足りていない場合が多い。そういう方の後押しをしたい」と新井有美先生は言う。映像翻訳の現場におけるニーズを的確に捉えた直接指導の中で、視聴者に伝わる表現力と実践的なスキルを兼ね備えた「制作チームの一員として、一緒に仕事したいと思えるプロフェッショナル」の育成に努めている。

修了者のデビュー率7割という数字は、そうした努力の賜物だ。デビュー後のフォローアップ体制も万全。納品物に対し細かくフィードバックすることで、映像翻訳者のスキルアップを後押しする。

Recruiting Summary

入学時期 入門: 8月
プロ: 10月
出願資格 入門クラス: なし
そのほかのクラス: 入門クラス修了または同等の知識
受講説明会 随時受付
受講料 字幕入門: 受講料51,000円、教材費5,000円
字幕プロ: 受講料77,000円、教材費8,000円
スポッティング技術: 40,950円、教材費5,000円
字幕プロ+スポッティング: 受講料105,000円、教材費8,000円
総合吹替: 受講料77,000円、教材費10,000円
字幕演習ゼミ: チケット制(4回チケット: 受講料39,000円、教材費5,000円、8回チケット: 受講料76,000円、教材費10,000円、12回チケット: 受講料110,000円、教材費15,000円)

School Data

所在地 〒105-0004 東京都港区新橋6-9-4 新橋六丁目ビル2階
問い合わせ先 電話: 03-5472-4096
FAX: 03-5472-4097
E-mail: info@f-cross.com
Webサイト http://f-cross.com/
コース 字幕入門
字幕プロ
スポッティング技術
字幕プロ+スポッティング
字幕演習ゼミ
総合吹替
通信・オンラインの有無 なし
開講時間 字幕入門: 火曜日19:00~21:00(未定)、土曜日: 時間未定(今夏予定)
字幕プロ: 木曜日 19:00~21:00または土曜日 10:00~12:00
スポッティング技術: 随時/字幕プロ+スポッティング: 木曜日19:00~(未定)応相談
総合吹替: 水曜日 19:00~21:00
字幕演習ゼミ: 予約制
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