一般財団法人国際教育振興会
日米会話学院

Top Interview

通訳訓練学校の草分け的存在
教養豊かな「上級英語」を目指す

政治経済・文化・歴史など学際的な学びを提供

磯村雨月先生
「お客様に向け、商品となる日本語を提供できなければいけません」

終戦直後の1945年11月に開校、以来70年余の歴史を刻む日米会話学院。

非営利の一般財団法人により運営されながら、初級の英会話からビジネス英語、上級英語、通訳者養成、国際政治経済など多様なプログラムを提供。幅広い人材を輩出してきた。

近年はグローバル人材の育成に努めており、政治経済、文化、歴史などを学際的に学ぶ「国際教養講座」など、英会話学習の枠を超える授業も提供。英米の知識人が使う高度な上級英語を習得できる環境を整えている。

「通訳コース」では担任制をとらず5~6人の講師が持ち回りで授業を担当するのが同学院のスタイルだ。これは大井孝前学院長の「各人に合った通訳のやり方を選びとってほしい」というポリシーによるもの。

通訳の勉強をすることについて、「通訳コース」で教鞭をとる磯村雨月先生は「通訳になることだけが目的ではない」と説く。

「通訳の勉強をすると格段に英語がうまくなります。英語上達の手段として、通訳の勉強をするというのはよい選択肢だと思います」「通訳コース」は3段階のレベル(TOEICテスト900点~)にクラス分けされ、日英・英日逐次通訳を中心に同時通訳、サイト・トランスレーションの指導が行われている。

「通訳のコツを勉強するのも大事ですが、より大切なのは『伝えたい』という気持ちです。ヨコのものをタテにして満足するのではなく、聞いている人にわかりやすい、聞いていて心地よい日本語(英語)に訳したいものです。『あなたの通訳、わかりやすかった』と言っていただけるのが通訳者として最大の喜びです」

受講者の声

「学べば学ぶほど奥深い「英語道」を歩む授業」

長年の英語コンプレックスを解消

石川正人さん
受講歴 8年
通訳コース レベル2在籍中

四半世紀前、社費でマンチェスターに留学する機会があったのですが、随分苦労しました。読めない聞けない話せないの三重苦で、すっかり英語にコンプレックスを持ってしまった。そのコンプレックスを解消しようと思ったのが入学のきっかけです。日米会話学院は長い歴史を持ち、素晴らしい先輩方を輩出しています。また財団法人の運営とあって月謝が比較的リーズナブルなのも学校選びの理由でした。

実際に入学してみると授業の内容が実に深く、驚きました。単語一つとっても、例えば「provoke」はpro (前に)+voke (声を出す)だから「怒らせる」という意味なんだと、先生が噛み砕いて教えてくださる。テキストも欧米の知識人が読むレベルのものを使っていて、単なる通訳テクニックにとどまらず、通訳者が本来備えるべき教養まで身に付けることができます。それだけに、学べば学ぶほど英語の奥深さがわかる。まるで「英語道」です。

語学はボート漕ぎに似ている

通訳コースを受講して8年、リスニングが苦手でなかなか卒業できないのですが(笑)、先生方のお言葉がいくつも思い出に残っています。

大井前学院長にはこんな話をうかがいました。語学はボート漕ぎに似ている。浜辺から漕ぎ始めると徐々に陸地が遠くなっていくのが見えて「ここまで進んだな」とわかる。しかし大海に出ると漕いでも漕いでも海しか見えず、どっちに漕げばいいかもわからなくなる……。英語も同じです。

最初のうちは上達を実感できるのですが、極めようと思えばやがて迷いが生じる時がきます。そのとき「こっちに進めばいいんだよ」とインストラクションを与えてくれるのが、この学校です。この歳ですから通訳者で身を立てるつもりはありませんが、2020年の東京オリンピックで何か仕事ができたらと、ほのかな夢を持っています。

ほかにないカリキュラム

通訳を学べる多彩な科目

レベルと目的を細分化

第一線で活躍する現役翻訳者の講師陣が教える

同学院では、通訳養成プログラムのメインとなる「通訳コース」のほか、「通訳メソッド活用コース」「選択科目」でも通訳を学ぶことができる。

「通訳メソッド活用コース」は、スラッシュ・リスニングやシャドーイング、リピーティングといった通訳の訓練方法を用いて英語力の底上げを図るコース。このコースで基礎訓練を終えてから通訳コースに進みたい人や、今までと異なる手法でさらなる英語力の向上を目指す人などに向いている。

「選択科目」は、「アテンド・社内通訳養成」(TOEIC700点~)、「通訳案内士を目指す英語力養成」(TOEIC800点~)、「逐次・同時通訳練習」(TOEIC900点~)、「通訳のための知的英語」(TOEIC900点~)など、目的とレベルが細分化された科目を受講生が選択するもの。

通訳者養成プログラムとは異なるが、英米の政治経済、歴史、芸術などを学ぶ「国際教養講座」も「通訳志望者にはおすすめできる」と同学院広報部の阿部貴子さん。「教養が幅広いほど、実際に通訳をするときも余裕を持てるようです。ちょっとした日常会話を訳すにも、発言者が置かれている文化背景まで共有しているのといないとでは、理解度が違います」

Recruiting Summary

入学時期 4月、7月、10月、1月 ※学期途中からの受講可
講座説明会 授業見学は随時受付中(要予約)
受講料(目安) 114,000円(継続割引あり)

School Data

所在地 〒160-0004 東京都新宿区四谷1-50
※再開発のため2016年1月より仮校舎に移転しました階
問い合わせ先 通訳者養成プログラム
電話:03-3359-9621
FAX:03-3353-8908
E-mail:cis@nichibei.ac.jp
Webサイト http://www.nichibei.ac.jp/
コース 通訳コース、選択科目その他、通訳メソッドで上級英語を学ぶコースあり
通信・オンラインの有無 なし
開講時間 土曜:13:30~17:40
The Japan Times 通訳・翻訳キャリアガイド2017 The Japan Times 通訳・翻訳キャリアガイド2017 The Japan Times 通訳・翻訳キャリアガイド2017 The Japan Times 通訳・翻訳キャリアガイド2017 The Japan Times 通訳・翻訳キャリアガイド2017

通訳・翻訳業界総合ガイド2016-2017年度版