NHKグローバルメディアサービス
バイリンガルセンター 国際研修室

Top Interview

NHK のニュースでも活躍する第一線のプロが直接指導

3段階のコース編成放送現場を体験する機会も

新崎隆子先生
「多様なコンテクストや人間関係、発話の意図を考慮する」

NHKの報道の子会社としてニュース・情報番組の番組制作を行うNHKグローバルメディアサービス。同社は日本最大級の通訳・翻訳エージェントと言える「バイリンガルセンター」を運営する一方で、「国際研修室」において通訳・翻訳者を養成している。

用意されているのは、通訳者養成コースと翻訳者養成コースの2つ。前者では国際的なニュースや情報番組を手掛ける「放送通訳」、国際会議やシンポジウムで活躍する「会議通訳」のプロを、後者ではNHKのニュース原稿を海外放送向けに翻訳する「ニュースライター」、企業・団体の報告書や資料を英訳する「翻訳者」を養成している。卒業生たちはNHKの放送をはじめとして国際会議、シンポジウムなどで活躍中だ。

通訳、翻訳ともに、実力に応じて3段階でステップアップするコース編成を採用している。「集中!英語マスター」は通訳翻訳に要求される英語力を習得するコース。「実践!通訳・翻訳」は通訳・翻訳の専門スキルを身につけるコース。そして「プロへのテイクオフ」はプロとして自立できる実力を磨くコース。優秀な受講生には放送現場を体験できるチャンスもあるという。いずれのクラスも、現場の第一線で活躍するプロの通訳・翻訳者による実践的な授業が魅力だ。

講師の一人である新崎隆子先生は「単なる言語の変換では、十分なコミュニケーションの疎通が図れないことが多い。従来の通訳訓練にはこの視点が欠けていた」と指摘する。

「多様なコンテクストや人間関係、発話の意図を考慮して、異なる言葉だけではなく異なる文化をつなぐ。この視点が通訳には必要だと思います」

卒業生の声

「どのような分野でも訳せる通訳者を目指し、ここを選びました」

プロのレベルの高さを痛感

森 美歩さん
フリーランス通訳者・翻訳者
受講歴 「国際ニュース英語」「通訳英語」「同時通訳」「放送通訳」※現在は、コースの構成や講座の名称が異なります。

私は、どのような分野でも訳せる通訳者、翻訳者になりたいと思っていました。国際研修室はニュースを教材にすることが多いと聞き、それならば、さまざまなテーマに対応できるようになるだろうと考えたのです。

実際に入学してみて、愕然としました。それまで自分は英語が得意な方だと思っていたのですが、「英語を話せる」ことと「話し手が伝えたいことを本当に理解して通訳する」ことは、まったく別の次元であることを痛感しました。また、ニュースについての知識が少ないために、通訳どころか話し合いにすら参加できなかったこともありました。

読む、聞く、見るを大量に

私が心掛けていたのは「量」をこなすことでした。とにかく、読む、聞く、見るを大量にこなしたのです。「国際ニュース英語」の頃は、英語でも日本語でも、新聞記事やニュース雑誌をできるだけたくさん読み、かつ音読しました。足りない知識や知らない表現は、すべて書いて覚えました。

「通訳英語」に上がってからは、手当たり次第いろいろなものを訳しました。英日の場合はインターネットなどで素材を探し、日英の場合はNHKの『視点・論点』という番組が、大変よい教材となりました。扱うテーマが、実に多岐にわたっていたからです。

「放送通訳」に進級してからも、日本語の音読は欠かしませんでした。原稿をただ眼で追うのではなく、声に出して読むと、どう言えば伝わりやすいのか体に染み込んでくるような感じがありました。この頃から、外国の政治経済、科学、宗教などの各分野をさらに詳しく勉強するようになりました。

国際研修室に通うことで、私は仲間に出会い、互いに励まし合いながら、プロの通訳者になることができました。今日までやってくることができたのは、国際研修室で知り合った仲間のおかげだと、今でも思っています。

ほかにないカリキュラム

NHKならではの講師陣と教材

時事問題やニュースが中心

現場さながらの教材を用いた授業の様子

NHKグローバルメディアサービスの国際研修室では、放送現場に対応する通訳・翻訳者を養成することを目指して「集中!英語マスターコース」「実践!通訳・翻訳コース」「プロへのテイクオフ!」とステップアップしていく独自のコースを展開している。通学制で、毎年4月と10月に開講する。 受講しているのは、プロを目指す人のみならず、会社などで通訳・翻訳業務を求められている人、英語力にさらに磨きをかけたい人など、ニーズや目的はさまざまだ。教材は、時事問題やニュースが多いので、英語力だけではなく国内外の動きについての高い関心と知識も求められる。NHK国際研修室ならではの、豊富なニュース関連の教材には定評がある。

講師はほぼ全員が放送現場で活躍している現役の通訳・翻訳者で、この講師陣の下、予復習や宿題をこなし授業についていけば、確実に力がつく。「プロへのテイクオフ!」を卒業した後のキャリアも多彩だ。例えば「放送通訳」は、海外のニュース番組の通訳や、大型番組の映像翻訳など、幅広い業務を行う。「会議通訳者」は、国際会議・ビジネスなどの現場や、NHKの2カ国語放送・海外向け放送の通訳、「ニュースライター」はNHKのニュース原稿を2カ国語放送や海外向けに翻訳する。「翻訳者」は、『NHKスペシャル』など放送番組台本や企業・団体の報告書などを、クライアントの要望に沿って翻訳する。

Recruiting Summary

入学時期 4月、10 月(1学期は15回、1回の授業は2時間)
出願資格 特になし
講座説明会 参加要予約(詳細はHP参照
入学金 30,800円
受講料(目安) 123,400~154,200円
その他 USBメモリ代:5,150円(通訳系クラスを受講する方のみ)

School Data

所在地 〒150-0047 東京都渋谷区神山町5-5 NRビル6階
問い合わせ先 電話:03-5453-3412
FAX:03-5453-3486
Webサイト http://www.nhk-g.co.jp/kenshu/
コース 通訳系:ニュース英語I・II、通訳基礎、Advanced English、同時通訳基礎、放送通訳、同時通訳I・II
翻訳系:ライティングI・II、翻訳英語、日→英翻訳、日→英ニュースライティング、日→英放送翻訳
通信・オンラインの有無 なし
開講時間 詳細はHP参照
The Japan Times 通訳・翻訳キャリアガイド2017 The Japan Times 通訳・翻訳キャリアガイド2017 The Japan Times 通訳・翻訳キャリアガイド2017 The Japan Times 通訳・翻訳キャリアガイド2017 The Japan Times 通訳・翻訳キャリアガイド2017

通訳・翻訳業界総合ガイド2016-2017年度版