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The Japan Times 通訳・翻訳キャリアガイド2013

Top Interview

強力な支援体制とOJTでプロの現場対応力を醸成する

受講生の実力と目的別に整備されたカリキュラム

 日本初の同時通訳者養成校として45年の歴史を誇るアイ・エス・エス・インスティテュート。数多くの通訳・翻訳者を輩出してきた実績によって確立したのが「ISSメソッド」という教育手法だそうだ。プロとしての総合力を養成する独自のノウハウを教育事業部長の水野さんは次のように語る。

水野 裕子教育事業部長

「言語運用力、通訳・翻訳スキル、業界知識の習得は、プロとして活動するために不可欠です。しかし、それだけでは、継続して活躍していくことは難しいともいえます。もうひとつ必要なものは現場対応力。仕事力と言い換えることもできますが、要するに、通訳・翻訳者としての心構えや役割の認識、規範を守る姿勢、ビジネスマナーなどのことです。予期せぬ事態が起こりうる現場において、常に高いパフォーマンスを発揮するために必要なのは現場対応力です。通訳・翻訳のトレーニングと並行して、講師、スタッフ、ISSグループのリソースによって、プロに必要な総合力を着実に錬成するのが、ISSメソッドです」

 中でも、現場対応力を高める際の要となるのが、あらゆる分野の第一線で活躍する講師陣。現役の通訳・翻訳者として現場の現状を知り尽くしているからこそ、心構えやマナー、プロとしてデビューするまでの道筋を、自らの体験を踏まえて教え、現場の実情に合った指導を行うことができるのだ。

「スタッフもまた通訳・翻訳を学んだ経験者として、レベルの高い学習やトレーニングを続けるモチベーションを保つことの大変さをよく知っています。学習上の悩みが生じた際には、随時スタッフがカウンセリングのための面談の時間を設けます。講師も、学期末に一年の振り 返りや学習目標の設定などに関して、個別面談を行っています」

 きめ細かいカリキュラムもISSの特徴。例えば、英語通訳者養成コースには7レベルの設定があり、英語翻訳者養成コースには、総合翻訳科、ビジネス英訳科、専門別翻訳科の3コースがある。さらに入門科、基礎科、本科、実践実務科などといった具合に、語学力のレベル に応じて細分されており、着実にスキルアップできる。

「総合的な力を養成する際の弱点の補強や目的別の学習にも対応するため、スピーキング&リスニング強化、ウィスパリング通訳スキル強化、財務・IR翻訳など、短期集中コースを充実させています。英語だけでなく中国語にも対応しているのも当校の特徴です」

 通訳者養成全コースでのデジタルLL教室導入、翻訳者養成コースへの通学が困難な人のためのeラーニング講座といったサービスも、受講生本位の教育体制の一環といえる。

OJTは第一線の仕事を間近で見て学ぶチャンス

 ISSグループのネットワーク力を最大限に生かした、在校生・修了生に対するOJTの機会提供も同校の特色。グループ母体の株式会社アイ・エス・エスは、通訳・翻訳事業をメインとしつつ、国際会議やイベントなど、数々のコンベンションのトータル運営も手掛けている。

「通訳・翻訳のOJTに加え、国際会議の現場スタッフとしてのOJTも強化しています。例えば、最初は受付での案内を務める傍ら、同時通訳を行うトップクラスの実力を持ったベテランの仕事ぶりを見て学ぶことができます。私自身もコンベンション関連の仕事でキャリアを積んできましたので、今後もこの分野の現場と当校の絆を強化して人材育成に力を注いでいきたいですね」


The Japan Times 通訳・翻訳キャリアガイド2013

当校で使用されているテキストの一部をチェック!

〈問題文1〉
XXX has been successfully competing with domestic beef in Japan, arguably the most discerning beef market in the world. XXX beef has been instrumental in changing Japanese perceptions of imported beef so that Australian beef imports are now considered to be superior to that of United States imports. In addition, XXX has been able to satisfy the demanding requirements of Japanese consumers for food safety. In 2010, XXX commenced exports to South Korea and sales are growing rapidly as consumers appreciate the quality of XXX products.

〈訳例〉
世界で最も要求が高いと言って差し支えない、日本の牛肉市場。XXXはそんな日本の国産牛との競合に成功しています。XXXの牛肉は日本における「輸入牛肉」のイメージアップに貢献し「豪州牛肉は米国産よりも高品質」とのイメージを定着させました。またXXXは日本の消費者の厳しい食品安全基準もクリア。2010年には韓国への輸出も開始し、XXXの品質を認める当地消費者の増加に伴い、売り上げも急速にアップしています。

解説
XXXは豪州の食肉加工・販売会社。1行目、副詞successfullyは「上手く」などと訳すと不自然。品詞を変換して「~に成功している」と動詞的に訳出します。2行目頭のdiscerningは「眼力のある、違いが分かる」という意味で、そのような牛肉市場とは何か、訳出が難しい形容詞ですが、日本市場は「牛肉」の違いが分かる、つまり後述5行目の日本の消費者が求める厳しい安全基準とも関連する文脈を意識して論理的関連性が出るよう訳すのがポイント。2行目後半からのchanging Japanese perceptions of importedbeefは輸入牛肉の認識をただ「変える」のではなく同社のアピール点として「イメージアップ」に貢献(instrumental)と訳すと自然。また通常は不可算名詞のperceptionやrequirementなどが複数扱いなのは、具体的に認識や要求がさまざま存在することの表れ。同様にimports、exportsも「輸入・輸出品」といろいろな製品を扱っている背景が伺えます。

The Japan Times 通訳・翻訳キャリアガイド2013

臨場感のある教材や現場体験でスキルアップ

佐野 光江さん
通学歴3年
現職:フリーランス通訳者

英会話教室の講師を経てアテンド通訳や展示会通訳の仕事を始めたのですが、独学で行える範囲の限界を感じて入学しました。現在は4年目に入り、プロ通訳養成科1を受講しています。本番に近いリアルな教材が使われるため、以前より大変な部分はありますが、現場に即した内容でありがたいです。授業では、そのほかにも各種の業界知識や国際情勢に関するキーワードを教えていただけますし、受講生の通訳に対して、各方面でご活躍中の先生方から、表現の精度だけでなく、声の出し方や話す速度に至るまで、具体的に指導いただけるのもうれしいです。

現場体験を通じて学べるOJTも何度か参加させてもらいました。OJT体験は受講生でも職務経歴書に書くことのできるものなので、今後のキャリア形成に役立てられて一挙両得です。通訳として活動の場を広げられるよう頑張っていきたいと思います。

School Data

所在地東京校:〒102-0083 東京都千代田区麹町3-1-1麹町311ビル4F
横浜校:〒220-0004 神奈川県横浜市西区北幸1-11-15横浜STビル8F
問い合わせ先 東京校 電話:03-3265-7103 FAX:03-3265-7110
横浜校 電話:045-325-3333
ウェブサイト http://www.issnet.co.jp
コース 通訳者養成コース(英語、中国語)、翻訳者養成コース(英語、 中国語)、ビジネスコミュニケーションコース(中国語)
通信・オンラインの有無 あり(英語翻訳者養成コース、中国語翻訳者養成コース)

募集概要

入学時期 春期(毎年4月)、秋期(毎年10月)
出願資格 なし
受講説明会 3月と9月に無料体験レッスンを実施。随時、授業見学を受付中
選考内容・科目 なし(入学時にレベルチェックテストあり)
初年度納入金 31,500円
受講料(目安) 通訳16回コース197,000円、翻訳15回コース160,000円~
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