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The Japan Times 通訳・翻訳キャリアガイド2013

Top Interview

生きた授業の中で翻訳の楽しさを伝えたい

じっくりと学習できる全日制コースに注目

翻訳の基礎から専門分野まで、通学・通信講座を合わせ、年間約200講座を開講しているフェロー・アカデミー。翻訳の三大分野である実務・出版・映像翻訳が学べ、目的やレベル、生活スタイルに合った講座が選択できる。講座は各分野の専門スキルを磨く単科をはじめ、通信講座、短期集中講座など種類も充実。中でも三大分野をすべて学べる総合翻訳科「カレッジコース」は注目度が高い。現役翻訳者で、カレッジコースの講師を務める横山先生はこう語る。

横山 啓明先生

「翻訳のあらゆる分野の基礎を、1年間でマスターできるのがカレッジコースです。さまざまなカリキュラムを組み、幅広く学べるスタイルは他校にはないので、集中して学習したい人におすすめです」

 広範囲にわたる勉強を1年間じっくりと重ねることが、将来の方向性を決める判断材料となる。その結果、仕事の選択肢も広がるというのもこのコースの魅力だ。

 カレッジコースは2つの必修科目に加え、10の選択科目から5科目を選択することができ、自分の目的に合わせたカリキュラムを組める。選択科目の中には「ビジネス・コミュニケーション」や「TOEICトレーニング」など、ビジネスに必要な英語力を身に付ける講座もある。

プロの翻訳家講師による独自の貴重な教材も

 必修科目「翻訳基礎」は、基本的にはテキストと添削課題で構成されている。しかし、応用力をつけるため、講師ごとに独自の翻訳課題も取り入れている。

「私の授業では、面白い広告のキャッチコピーや、漫画のセリフ、ファッション雑誌などを訳すこともあります。特にファッション雑誌は日本と同様、辞書にないような新しい言葉や造語が多く、訳すには難易度が高くとても苦労します」と横山先生。 時には、翻訳者である横山先生が用意する、編集者の赤字が入った自らの翻訳原稿を教材にすることもある。

「実際に編集者にチェックされた私の原稿を見せて、翻訳作業の裏側をさらけ出し『こんなふうに赤字が入るんだ』と、現場仕事を直接知ってもらいます。普段ではなかなか見られない貴重な教材です」 さらに、授業にディスカッションを取り入れているのも、先生が提案する生きた学習方法のひとつだ。

「私が一方的にしゃべるのではなく、生徒みんなにしゃべってもらうんです。例えばひとつの訳をみんなで発表し合うと、あんな訳し方もあるのか、とかこういう考え方もあるのか、というふうに情報交換がなされます。するとそこで表現力が広がり、応用力も生まれます。私自身も生徒の訳に思わぬ発見があって楽しいですよ」

推薦制度やアメリアなど手厚い仕事サポート

 フェロー・アカデミーでは、就職対策セミナーや企業の採用担当者による説明会など就職サポートも手厚い。優秀な成績を収めた受講生を企業に推薦する「カレッジ生推薦制度」があり、そこから就業につながる受講生も多い。また、同校が母体となる翻訳者ネットワーク「アメリア」では、翻訳会社など500社以上から寄せられる常時250件以上の求人情報を提供。

 仕事獲得やスキルアップのために用意された多くのサポート体制は、ぜひ活用したい。


The Japan Times 通訳・翻訳キャリアガイド2013

横山先生の授業をのぞいてみよう!

〈問題文1 〉
I need scarcely tell you that the greatest force in England is public opinion — that is to say, the general national opinion, or rather feeling, upon any subject of moment.

〈問題文2 〉
If we reflect upon the subject at all, we shall soon realize that even our own English language which we know so well, and use so readily, though familiar is yet mysterious.

〈訳例〉
言うまでもないことだが、イギリス最大の力 は世論である。つまり、重要な問題に関する 国民の一般的な意見、いやむしろ感情に近い ものが、大きな力を持っているのだ。

〈訳例〉
とにかくこの問題をじっくりと考えてみればす ぐにわかることだが、よく知っており、簡単 に使いこなしている母国語の英語でさえも、 深くなじんでいるとはいえ、やはり不可思議 なものなのだ。

横山先生の解説
筆者の思考の流れに沿って、つまり原文の語順どおりに訳した方が、理解しやすく、日本語らしい文章を書くことができます。問題1のtell you that…以下は、挿入句が入っているために思考がまわり道をし、文も長くなりがちです。that以下から訳しあげる(=先に訳す)と主部がとても長くなり、妙な文になります。また日本語は述部に重心が来ますから、訳しあげてしまうと、この文章が言いたいのは「ほとんど言うまでもない」ことになってしまいます。力点がどこにあるのか見極めて文章を組み立てていくことが必要でしょう。問題2も下手に語順をいじって訳すと意味がわかりづらくなってしまいます。関係代名詞は訳しあげていますが、修飾部分が短いので混乱を招くことにはなりません。複雑な文ほど語順をいじらず、なるべく頭から訳し下ろしましょう。

The Japan Times 通訳・翻訳キャリアガイド2013

幅広い翻訳分野を学び自分に合った仕事を選択

御囲ちあきさん
通学歴1年
現職:翻訳会社 コーディネーター

働きながら週一で通う翻訳学校が多い中、全日制で1年間みっちり勉強できるカレッジコースがあったので、ここを選びました。最初は映像翻訳を目指していましたが、授業でいろいろな翻訳分野を学ぶうちに、仕事の選択肢を広げることができました。

 社会人経験もなく入学したので卒業後が不安でしたが、就職サポート面がしっかりしていて心強かったです。実際の就職活動の際は、スタッフの方の親身な対応やアドバイスが励みになりました。

 現在は学校の企業説明会で出会った実務翻訳の会社でコーディネーターをしています。この仕事は翻訳者よりもたくさんの案件に携わり、情報量も多いので大変勉強になります。今の仕事に興味を持ったのも学校の授業のおかげです。まだ駆け出しですが、今後は翻訳のプロジェクトに関わるあらゆる立場の方々に頼られるコーディネーターになれたらいいなと思います。

School Data

所在地〒107-0052 東京都港区赤坂8-5-6 翻訳会館
問い合わせ先 電話:0120-024-240(フリーダイヤル)
ウェブサイト http://www.fellow-academy.com
コース 総合翻訳科(カレッジコース/フリーランスコース)、単科 (翻訳入門/実務/出版/映像/複合)ほか
通信・オンラインの有無 あり
開講時間 10:00 ~ 17:10(カレッジコース)

募集概要

入学時期 毎年4月(カレッジコース) 1、4、9月(フリーランスコース)  1、4、7、10月(翻訳入門) 4、10月(そのほかの単科)
出願資格 高卒程度の英語力があること
受講説明会 随時実施中、体験レッスンあり
選考内容・科目 入学試験あり(カレッジコース フリーランスコース)
受講料(目安) 987,630円(カレッジコース)、349,440円(フリーランスコース)、 82,500円~(単科) 
※受講料はすべて税込
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